ホームページを無料で作成するには|ツールの種類と無料で足りるケース

お金をかけずにホームページを作りたい、スマホだけでも作れるのか、無料で本当に足りるのか。
そんな疑問に答える記事です。

無料で作れるツールを3つの種類に分けて紹介し、無料で足りるケースと、有料プランや依頼を比べるタイミング、あとで困らない始め方までを整理します。
製品名ではなく種類で説明するので、どのツールを見ても同じ物差しで確かめられます。

お店の基本情報を出す段階なら、無料のツールで十分に始められます。
まず無料で試してみたい方も、安心して読み進めてください。

この記事の要点

  • 無料のツールは「パソコンのブラウザで作るもの」「スマホのアプリで作るもの」「無料のソフト(WordPress。サーバーとドメインは別途)を自分のサーバーで使うもの」の3種類に分けると選びやすくなります。
  • 店の基本情報を少ないページで伝えるなら、無料のツールで十分に始められます。
  • 独自のアドレス、広告の有無、ページの量、予約などの機能、作る時間のどれかが気になったときが、有料プランや依頼を比べるタイミングです。

先に結論:ホームページは無料で作成できます。足りるかは「アドレス・機能・手間」で決まります

ホームページは、無料で作成できます。
作成ツールの中には、無料のプランでホームページを作り、公開まで進められるものがあります。
スマホのアプリだけで作成・更新ができるツールもあります。

無料で足りるかどうかは、次の3つで決まります。

  • 名刺やチラシに載せる、店の名前などを使った専用のアドレス(独自ドメイン。〇〇.com のような形)が要るか
  • 予約などの機能や、ページの量、広告の出方が足りるか
  • 作る手間と更新の手間を、自分でかけられるか

3つとも「今は大丈夫」なら、無料のツールで始めて問題ありません。
まず無料で始めて、足りなくなったら切り替える、という順番でも大丈夫です。
切り替えるときに困らない準備は、記事の後半で紹介します。

無料でホームページを作成できるツールの種類(パソコン・スマホ)

無料で作れるツールはたくさんありますが、作り方で3つの種類に分けると、自分に合うものが見えてきます。
コードを書かずに作れる、いわゆるノーコードの作成ツールには、パソコンのブラウザで作るものと、スマホのアプリで作るものがあります。
もう1つは、無料のソフトを自分で借りたサーバーで使う方法です。

種類できること・向いている場合無料の範囲で確かめたいこと
パソコンのブラウザで作る作成ツールテンプレートを選び、文字と写真を差し替えて作る。サーバーの契約なしで公開できるものがある。数ページのサイトや1ページだけのサイトを作りたい場合公開するアドレスの形、ツールの広告の表示、ページ数・容量の上限
スマホのアプリで作る作成ツールアプリだけで作成・更新・公開まで進められるものがある。撮った写真をそのまま載せたい、すき間時間に更新したい場合作れるページ数・写真の枚数、パソコンの画面での見え方
無料のソフト(WordPress)を自分のサーバーで使うデザインやページの数を自由に組み立てられる。時間をかけて自分で作り込みたい場合サーバーとドメインの実費、設定と更新の手間

ツールの名前を比べなくても、右の列の確かめたいことを見ておけば、新しいツールが出てきても同じ物差しで確かめられます。

パソコンのブラウザで作る作成ツール

ツールのサイトに登録し、ブラウザの画面でテンプレートを選んで、文字と写真を差し替えて作ります。
サーバーやドメインを自分で契約しなくても公開できるのが、この種類の良いところです。

向いているのは、店の紹介・メニュー・アクセス・連絡方法を数ページにまとめたい場合や、1ページだけの案内ページを作りたい場合です。

無料の範囲で見ておきたいのは、アドレス、広告、容量の3つです。
無料のプランでは、ツールの名前が入ったアドレス(〇〇.ツール名.com のような形)で公開するものがあります。
ツールの提供元の広告(ロゴや案内)がページに表示されるものもあります。
使える容量やページ数、写真の枚数に上限があり、有料プランで広がるものもあります。

独自ドメインを使えるかどうかは、ツールによって違います(ドメインの取得には費用がかかります)。

スマホだけでホームページを作成する場合(アプリで作る)

スマホだけでホームページを作成したい方には、アプリで作る方法があります。
スマホのアプリだけで作成・更新ができるツールがあり、パソコンやタブレットから編集できるものもあります。
パソコンを持っていない方や、店のスマホで全部済ませたい方に合います。

良いところは、撮った写真をそのまま載せられることと、営業の合間や移動中に更新できることです。
進め方は次の4つです。

  1. アプリの説明と料金のページで、無料でできる範囲(ページ数・写真の枚数・アドレス)を見てから入れます。入れてから「ここまでは無料でできない」と分かるのを避けられます。
  2. テンプレートを選び、店名・営業時間・場所・連絡方法の4つから入れます。この4つが入っていれば、お客様が店に来るために必要な情報はそろいます。
  3. 写真はスマホで撮り、明るく撮れたものを選びます。
  4. 公開する前に、パソコンやタブレットの画面でも見え方を確かめます。家族や知人の端末で見てもらってもかまいません。

細かい配置の調整は、スマホの画面だと手間がかかることもあります。
パソコンやタブレットから編集できるアプリなら、仕上げだけ大きい画面で行う方法もあります。

無料のソフト(WordPress)を自分のサーバーで使う

WordPress は、ソフト自体は無料で使えます。
インターネットに公開するには、サーバーとドメインを借りる必要があります。

向いているのは、ページを増やしていきたい方、デザインを自分で作り込みたい方、時間をかけられる方です。
ページの数やデザインを自由に組み立てられるので、店の成長に合わせて育てていけます。

※WordPress のソフトは無料でも、公開にはサーバーとドメインの実費がかかります。
そのため、ほかの2つの「無料で作る」方法とは分けて考えてください。

無料のツールで十分に始められるケース

次のような場合は、無料のツールで十分に始められます。

  • 載せたいのが、店名・営業時間・場所・メニューや料金・連絡方法など、数ページで収まる情報である
  • まず1ページで、店の紹介と連絡方法だけを載せておきたい
  • 予約や問い合わせは、電話・SNSのDM・外部の予約サービスで受けていて、ホームページはその入口の案内でよい
  • 開業前や新しいサービスを始める前で、まず店の情報を出して反応を見たい
  • 自分で文字や写真を差し替えるのが苦にならず、更新は月に数回程度で済む
  • アドレスにツールの名前が入っていても、QRコードやSNSのプロフィールのリンクから見てもらうので気にならない

Googleビジネスプロフィール(地図の店舗情報)やInstagramのプロフィールと組み合わせる形もあります。
地図とSNSで見つけてもらい、詳しい情報は無料のホームページで見てもらうと、費用をかけずに入口を増やせます。

そもそもホームページが必要かどうかから考えたい方は、そもそも必要かのチェックリストも使ってみてください。

無料の範囲では足りなくなりやすい場面(有料プランや依頼を比べるタイミング)

無料で始めたあと、次のような場面が出てきたら、有料プランへの切り替えや依頼を比べてみるタイミングです。
どの場面も、次に何を確かめるかとセットで見ていきます。

名刺やチラシに、店の独自のアドレスを載せたい

無料のプランでは、ツールの名前が入ったアドレスで公開するものがあります。
独自ドメインを使うには、有料プランへの切り替えが必要なツールがあります。
別に取得した独自ドメインを関連付けられるツールもあるので、料金ページで確かめてみてください。

独自ドメインなら、メールのサービスと組み合わせて、メールアドレスも店の名前でそろえられます。
名刺やチラシに店の名前の入ったアドレスを載せたい方は、比べてみる価値があります。

ページにツールの広告や案内を出したくない

さきほど見た広告(ロゴや案内)の表示は、有料プランで外せるものもあります。
店の雰囲気をそろえたいときは、広告を外せるプランがあるかを確かめてみてください。

メニューや事例が増えて、ページや写真が足りなくなった

メニュー・施工事例・作品などを増やしたくなったら、ページ数や写真の枚数の上限を確かめるタイミングです。
有料プランで上限が広がるものもあります。

予約や決済など、ホームページの中で受け付けたい

予約の受け付けなどの機能は、有料プランで使えるようになるツールがあります。
外部の予約サービスへのリンクで足りる場合もあるので、「ホームページの中で受け付けたいのか」「入口の案内でよいのか」を先に整理しておくと、選びやすくなります。

作る・更新する時間が取れなくなった

無料でも、作る時間と更新の手間は自分でかかります。
本業が忙しくなってきたら、時間も費用の1つとして比べてみてください。
更新を頼める作り方に変えると、時間を本業に回せます。

作る方法ごとの費用や、時間も含めた比べ方は、作る方法ごとの費用の比べ方でまとめています。

※無料プランの範囲(広告、アドレス、ページ数・容量、商用での利用条件)はツールごとに違い、提供する会社が見直すこともあります。
使う前に、そのツールの料金ページと利用規約で確かめてください。

依頼した場合の費用感が気になる方は、依頼した場合の費用の相場で調査の数字を紹介しています。

自分の場合を確かめる:無料で始めてよいかの5つの質問

次の5つに答えると、無料で始めてよいか、有料プランや依頼も一緒に比べたほうがよいかが見えてきます。

次の図は、5つのうち特に分かれ目になる3つ(表の1・4・5行目:アドレス、予約などの機能、更新)を抜き出して、流れ図にしたものです。
図では、矢印の先にどちらへ進むかが書いてあります。
表では5つすべてを確かめられます。

無料のツールで始めてよいかを、独自のアドレス、予約などの機能、更新を続けられるかの3つの質問で確かめる流れ図

表の質問は、すべて「はい」が「その点を確かめたい」という向きにそろえています。

質問「はい」のとき「いいえ」のとき
名刺・チラシ・看板に、店の独自のアドレスを載せたいですか独自ドメインが使えるプランか、別に取ったドメインをつなげるかを確かめる無料のアドレスのままで始めてよい
ページにツールの広告や案内が出るのは避けたいですか広告を外せる有料プランを確かめる無料のプランで始めてよい
載せたい情報が、数ページに収まらなそうですか上限を確かめ、有料プランや依頼も比べる無料の範囲で足りやすい
予約・決済などを、ホームページの中で受け付けたいですかその機能があるプランや作り方を比べる無料のホームページは案内役で足りる
作るのと更新を、自分で続けるのは難しそうですか更新を頼める作り方も比べる無料のツールで始めてよい

「はい」が1つもなければ、まず無料で始めて大丈夫です。
「はい」があれば、その点を確かめてから始めましょう。
次の章の準備をしておけば、あとで切り替えるときも困りません。

無料で始めるなら、あとで切り替えるときに困らない始め方

無料のツールで始めるときに、最初にやっておくと後が楽になる準備が3つあります。

  1. 載せた文章と写真を、手元にも保存しておく:ツールの中だけに置かず、パソコンやクラウドのフォルダにも残しておきます。別の作り方に移るときや、依頼するときに、そのまま渡せます。
  2. 登録のメールアドレスとログイン情報を、店用のものでまとめて管理する:誰が登録したか分からなくなるのを防げます。家族やスタッフと分担するときにも困りません。
  3. 地図の店舗情報やSNSのプロフィールと、営業時間・料金などをそろえる:載せる場所が増えると情報の食い違いが起きやすいので、変えるときは全部を一度に直す習慣をつけます。

この3つの準備をしておけば、無料のツールのまま続けても、有料プランや依頼に切り替えても、店の情報を同じ形で使い続けられます。

あわせて、アドレスの考え方も確かめておきましょう。
無料のアドレスで始めてもかまいません。
ただ、長く使う予定や、あとで有料プランや依頼に切り替える予定があるなら、最初から独自ドメインにしておくと安心です。
年間1,000円程度から取得できます(ドメインの種類や取得先で変わります)。
独自ドメインを関連付けられるツールを選んでおけば、切り替えるときも、店のアドレスを同じまま使い続けやすくなります。

まとめ

  • 無料のツールは、パソコンのブラウザ・スマホのアプリ・無料のソフトの3種類に分けると選びやすくなります。
  • 数ページの基本情報なら、無料のツールで十分に始められます。
  • アドレス・広告・ページの量・機能・時間のどれかが気になったら、有料プランや依頼を比べるタイミングです。
  • 文章と写真を手元に残しておくと、切り替えが楽になります。長く使う予定なら、最初から独自ドメインにしておくのも安心です。

まずは5つの質問に答えて、無料で始めるか、ほかの作り方も比べるかを決めてみてください。
ホームページは作らないと決めた方も、地図の店舗情報やSNSのプロフィールを整えておくだけで、お客様が店の情報にたどり着きやすくなります。

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執筆・監修:中村覚信(2級WEBデザイン技能士)

スリムクリエイト代表。ホームページ制作と集客の支援を行っています。

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