ホームページ作成の依頼・外注の流れと準備するもの|費用の目安も

ホームページの作成を制作会社などに依頼・外注したいけれど、何から始めればよいのか、何を準備すればよいのか、費用はどれくらいなのかを知りたい方に向けた記事です。

ホームページ作成の依頼は、5つの段階で進みます。
準備ができているほど、相談や見積もりの話が早く進みます。
この記事では、依頼の流れ、準備するものの一覧、費用の目安の確かめ方、契約の前に確認したいことを順に紹介します。

準備は、全部そろっていなくても相談できます。
また、事業によっては、自分で作る方法や、まだ急がない選び方が合う場合もあります(後半で触れます)。

この記事の要点

  • ホームページ作成の依頼は、相談、見積もり、契約、制作と確認、公開の5つの段階で進みます。
  • 目的・窓口・原稿・写真などを準備しておくと話が早く進みますが、決まっていない点はそのまま相談して大丈夫です。
  • 契約の前に、料金に含まれるもの、契約期間、解約後の扱い、契約相手の4点を聞いて、答えを残しておきます。

先に結論:依頼は5つの段階で進み、準備があるほど話が早く進みます

ホームページ作成の依頼は、相談、見積もり、契約、制作と確認、公開の順に進みます。
依頼する側の準備がそろっているほど、見積もりが具体的になります。
制作でも、伝えた内容をもとに作るので、思った形に近づけやすくなります。

準備の大切さは、公的な機関も示しています。
中小企業基盤整備機構(J-Net21)も、依頼の前に、ホームページを作る目的をはっきりさせること、担当する人(チーム)を決めること、自分でできることと任せることを分けることを勧めています(出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構 J-Net21「失敗しないためのホームページ作成依頼の方法はありますか?」)。

準備をしておけば、作る作業は依頼先に任せて、自分は本業と、お店の情報を伝えることに集中できます。
次の章から、各段階ですることを順に見ていきます。

ホームページ作成を依頼する流れ:5つの段階と、それぞれですること

制作の依頼は、段階ごとに、依頼する側がすることと、依頼先がすることが分かれています。
それぞれの役割を知っておくと、いま何を求められているのかが分かり、落ち着いて進められます。

1. 相談する(問い合わせ)

依頼する側は、次の章の一覧で印を付けたメモを見せて、作りたいものや困っていることを伝えます。
メモがなくても、思いつく範囲で話せば大丈夫です。

依頼先は、話を聞いて、作る範囲や進め方を提案します。

2. 見積もり・提案を受け取る

依頼する側は、見積もりに何が含まれているか(原稿、写真、公開後の更新など)を確かめ、分からない項目は質問します。

依頼先は、金額と作る範囲を示します。
デザイン案や見本を見せてもらえる場合もあります。
確かめたいことは、後ほど「依頼先を比べるときの4つのポイント」と「契約の前に確認したいこと」でまとめています。

3. 契約する

依頼する側は、チェックリストで確かめてから契約します。

依頼先は、契約書(または申込書)を用意します。

4. 制作と確認(原稿・写真を渡して、出来上がりに意見を言う)

依頼する側は、原稿や写真などの素材を渡します。
原稿は、依頼先に任せきりにせず、伝えたいことを自分の言葉で渡し、出来上がったものを見て意見を言う、という考え方が基本です。
原稿を書いてもらう場合も同じです。

依頼先は、デザインを作り、ページを組み立て、確認と修正を重ねます。
修正を何回まで頼めるかは、契約の前に聞いておくと安心です。

5. 公開と、公開した後

依頼する側は、公開前にスマホでも見て、電話番号、地図、問い合わせが正しく動くかを確かめます。
公開した後の更新を、自分でするのか、任せるのかも決めておきます。

依頼先は、ドメインとサーバーにつないで公開します。

ホームページ作成の依頼の前に準備するものの一覧

準備するものを一覧にしました。
「用意できているとよいこと」まで進んでいる行に印を付けてください。
残りの行は、3列目のとおりに相談のときに伝えれば大丈夫です。
全部そろえてから相談する必要はありません。

準備するもの用意できているとよいことまだ決まっていないとき
目的見た人にしてほしいこと(予約、電話、来店など)と、どんな人に見てほしいか「今どんなことで困っているか」をそのまま伝える
窓口になる人確認や返事をする人を1人決め、連絡がつく時間帯を伝えられる家族やスタッフと分ける場合も、最後に決める人を1人にしておく
お店の基本情報店名、営業時間・定休日、場所、連絡先、メニュー・料金今のチラシや名刺、SNSのプロフィールを見せる
作りたいページトップページのほかに作りたいページ(料金のページ、サービスのページ、お店の紹介など)載せたい内容を伝えて、ページの分け方を相談する
伝えたいこと(原稿のもと)お店のこだわり、お客様によく聞かれること、他との違いを箇条書きで文章が苦手なら、話して伝えて書いてもらう。出来上がりには意見を言う
写真店内・外観・商品・人の写真と、それが自分で撮ったものか、使ってよいと許されたものか撮影を頼めるか、撮り方の相談ができるかを聞く
ロゴロゴがあれば、元のデータ(画像の形)ない場合は、店名の文字だけで始められるかを聞く
参考にしたいサイト好きな雰囲気のサイトと、どこが好きか(色、写真の見せ方など)「明るい」「落ち着いた」など、言葉で伝える
予算と払い方出せる金額の上限と、まとめて払うか毎月払うか予算の幅を聞かれたら、迷っていると伝えて、範囲ごとの違いを聞く
公開したい時期開業日やチラシの配布日など、決まっている日急がない場合は「急がない」と伝える
ドメイン・サーバー今使っているものがあれば、契約している先と、ログインの情報の置き場所依頼先で用意するか、誰の名義で登録されるかを聞く

ドメイン(ホームページの住所)は、登録の窓口になる事業者を通して取ります。
.jp ドメインの場合、料金やサービスは指定事業者ごとに違います(出典:株式会社日本レジストリサービス「JPドメイン名の登録について(よくある質問)」)。
ドメインだけではホームページは表示できず、サーバー(データを置く場所)の用意と設定も必要です(出典:同「JPドメイン名の活用について(よくある質問)」)。
ドメインには登録者がいるので、誰の名義で登録されるかを確かめておきます。

写真は、他人が撮った写真などをホームページに使う場合、原則として権利を持つ人の許可が必要です(出典:文化庁「著作権者不明等の場合の裁定制度」)。
表の「写真」の行にあるように、自分で撮った写真か、使ってよいと許された写真かを、依頼の前に分けておくと安心です。

この一覧のなかでも、先に用意しておくと話が進めやすいのは、載せたい内容、トップページのほかに作りたいページ(料金のページやサービスのページなど)、料金表(メニュー・料金)、お店や会社の情報の4つです。
この4つがあると、作るページの数と、それぞれのページに載せることが決まりやすくなります。

印を付けた行と、3列目で伝えることを、1枚のメモにしておきます。
相談のときにそのメモを見せると、依頼先も見積もりを具体的に出しやすくなります。

ホームページ作成を依頼する費用の目安と、自分の場合の確かめ方

依頼の費用は、何を作り、どこまで頼むかによって変わります。
そのため、金額の幅は広くなります。

外部に依頼して自社のホームページを作った人が答えた、実際にかかった総額は、30万〜50万円未満が20.5%、100万円以上が23.2%と、金額は広く分かれていました(出典:株式会社ハイファクトリ「ホームページ作成費用の実態調査」2026年2月、対象:過去5年以内に外部に依頼して自社のホームページを制作・リニューアルした全国の20〜50代303名)。

※ この調査は、外部に依頼して作った人が自分で答えた総額で、小さなお店に限った調査ではありません。
ご自身の場合の金額を示すものではないため、目安の一つとしてご覧ください。

依頼先やページ数、機能で費用がどう変わるかは、依頼する場合の費用の相場と、金額が変わる要素でまとめています。

自分の場合の費用は、前の章のメモを見せて見積もりをもらうと見えてきます。
自分で用意するものと、頼むものが分かれるので、何に費用がかかるのかが具体的になります。
原稿や写真を自分で用意すれば、頼む作業はその分減ります。

払い方には、最初にまとめて払う依頼のほかに、制作費を月額料金に含めて払う、月額制という依頼のしかたもあります。
どちらが合うかは、手元の資金と、長く使う予定かどうかで考えると整理しやすくなります。

依頼先を比べるときの4つのポイント

依頼先に相談するときは、次の4つを聞いて、答えを残しておきます。
あとで並べて比べられるようになります。

中小機構(J-Net21)は、依頼先を選ぶときに、会社の規模の大きさよりも、こちらの話をよく聞いて応えてくれるかを見ることを勧めています。
この4つの質問への答え方も、その見極めの材料になります。

項目相談のときに聞くこと答えを残す場所
含まれるもの「原稿や写真、修正、公開した後の更新は、この金額に入っていますか」見積書・メール
契約期間「最低何か月の契約ですか。途中でやめるときはどうなりますか」契約書・料金ページ
解約後の扱い「やめた後、サイトのデータとドメインはどうなりますか」契約書・よくある質問
契約相手「契約は、制作するところと直接ですか。ほかに間に入る会社はありますか」契約書

※ 含まれるもの、契約期間、解約後の扱いは、依頼先ごとに違います。
聞いた答えは、メールや書面で残しておくと、後から見返せます。

制作を依頼するメリットと、気をつけたい点

メリット

  • 作る作業を依頼先に任せて、本業に時間を使えます。
  • スマホでの見え方や問い合わせの仕組みを、作る人に相談しながら整えられます。
  • 公開した後の更新も、任せられる形を選べます。

気をつけたい点

  • 自分で作る場合より、費用がかかります。
  • 依頼する側にも、窓口になる人、素材の用意、確認の時間が必要です。任せきりにすると、伝えたいことが伝わりにくくなります。
  • 契約の内容によっては、やめた後にサイトやドメインを使い続けられない場合があります。次の章のチェックリストで確かめます。

契約の前に確認したいこと(チェックリスト)

契約の前に、次の項目をメールや書面で確かめます。
答えが分からない項目は、そのまま質問として送れば大丈夫です。

  • 料金に含まれるものと、追加の料金がかかる作業は何か
  • 最低契約期間はいつまでで、いつから数えるか
  • 途中でやめる(中途解約)ときの支払いはどうなるか
  • 解約した後の、サイトのデータとドメインの扱いはどうなるか
  • ドメインは誰の名義で登録されるか
  • デザインや文章を、後から使い続けられるか
  • 制作中の修正は何回まで頼めるか
  • 公開した後の更新は、誰がどこまでするか
  • 契約相手は、制作するところと直接か、別の会社が間に入るか

デザインや文章の権利については、お金を払って作ってもらったデザインや文章が著作物にあたる場合でも、著作権は作った側にあるのが原則で、譲るかどうかは契約で決めます(出典:著作権法 第17条・第61条)。
そのため、後から使い続けられるかを契約の前に確かめておきます。

依頼が向いている人・自分で作る方が合う人・まだ急がなくてよい人

依頼が向いている人

  • ホームページを作る時間を本業に使いたい方
  • 見た目やスマホでの見え方を整えて、任せたい方
  • 前の章の一覧の半分くらいに印が付いた方(話が進めやすい状態の一例です)

長く使うと決めていて、まとまった費用を用意できる方は、最初にまとめて払う依頼が合う場合もあります。

自分で作る方が合う人

  • 作る時間を取れて、管理画面の操作も続けられる方
  • まず小さく試してみたい方

自分で作る場合の進め方は、自分で作る場合の手順と、依頼との比べ方で紹介しています。

まだ依頼を急がなくてよい人

  • 一覧の「目的」と「伝えたいこと」の行がまだ埋まらない方(まずはこの2行を考えるところから始められます)
  • SNSの問い合わせや、お客様からの紹介で、お店を知ってもらう機会が足りている方

スリムクリエイトの場合

スリムクリエイトでは、準備が途中の段階でも、気軽に相談していただけます。
相談の流れは、次のとおりです。

打ち合わせは、オンラインでも行えます。
好きな雰囲気のサイト(イメージサイト)を伺い、それに合わせたイメージで進めます。
契約前にデザイン案を無料でお作りします。
ご契約されなくても費用はかかりません。

写真や原稿は、原則としてお客様にご用意いただいています。
原稿の書き方に迷う場合も、相談のときにお話しください。
標準プランでは、枚方市・寝屋川市・交野市・高槻市・八幡市で、制作時の撮影もお受けしています。
それ以外の地域はご相談ください。
前の章の一覧の「写真」の行が決まっていなくても、相談のときに伝えていただければ大丈夫です。

制作中の修正は3回まで承ります。
4回目以降は、1時間5,500円(税込)です。
標準プランで作れるページは最大5ページです。
ページの追加はご相談ください。

月額制の条件は、次のとおりです。

標準プラン 月額9,900円(税込)・初期費用0円(制作費は月額料金に含みます)・最低契約期間12か月

  • サーバー代とドメイン代(年4,000円まで)は、月額料金に含みます(標準プラン)
  • 最低契約期間中に解約する場合は、残りの月額をまとめてお支払いいただきます。13か月目以降は1か月ごとの自動更新で、終了したい月の前月20日までにお申し出いただければ解約できます
  • 解約後のサイトのデータとドメインは、原則としてお渡ししていません。ご希望の場合は、サイト買取(22万円・税込)でお譲りします。最低契約期間中の買取は、残りの月額もかかります
  • ドメインはスリムクリエイトの名義で取得します(サイト買取のときにお客様へ移します)
  • ご契約は、スリムクリエイトとお客様の直接の契約です

仕上がりの例は、デモサイト一覧でご覧いただけます。

料金と中途解約の扱いは料金ページ、解約後のサイトとドメインの扱いはよくある質問に載せています。

まとめ

  • ホームページ作成の依頼は、相談、見積もり、契約、制作と確認、公開の5つの段階で進みます。
  • 準備するものの一覧に印を付け、決まっていない点は、そのまま相談で伝えます。
  • 費用は、何を作り、どこまで頼むかで変わります。メモを見せて見積もりをもらい、自分の場合を確かめます。
  • 契約の前に、含まれるもの、契約期間、解約後の扱い、契約相手を聞いて、答えを残します。

まずは、前の章の一覧に、今できている行から印を付けてみてください。
それがそのまま、相談のときのメモになります。

まだ依頼を急がないと決めた方は、「目的」と「伝えたいこと」の2行だけ、先に書き出しておくのがおすすめです。
あとで依頼するときに、その2行が話の出発点になります。

参考にした資料

デザイン案を見てから決めたい方へ

スリムクリエイトでは、月額制でホームページをお作りしています。ご契約の前にトップページのデザイン案を無料でお作りします。イメージに合わなければ、ご契約を見送っていただけます。ご契約されなくても費用はかかりません。

標準プラン 月額9,900円(税込)・初期費用0円(制作費は月額料金に含みます)・最低契約期間12か月

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執筆・監修:中村覚信(2級WEBデザイン技能士)

スリムクリエイト代表。ホームページ制作と集客の支援を行っています。

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