ホームページのリニューアル費用は何で変わる?相場の見方と抑える方法

今のホームページをリニューアル(作り直し)したいけれど、費用はどれくらいかかるのか、少しでも抑える方法はないかを知りたい方に向けた記事です。

作り直しの費用は、何を新しくして、何を残すかで変わります。
この記事では、調査で見る費用の分かれ方、費用が変わる要素の表、品質を落とさずに費用を抑える方法、見積もりと契約の前に確かめたいことを順に紹介します。

なお、全部を作り直さなくても、一部の手直しで足りる場合もあります。

この記事の要点

  • リニューアルの費用は、作り直す範囲と、今の文章・写真・ドメインのうち何を残すかで変わります。
  • 費用を抑えるなら、直す範囲を決め、移すページを絞り、素材を用意するところから始めます。
  • 見積もりと契約の前に、含まれるもの・契約期間・解約後の扱い・契約相手と、今の契約との重なりを確かめます。

先に結論:リニューアルの費用は「何を新しくして、何を残すか」で変わります

作り直しの費用は、新しく作る部分が多いほど上がり、今あるもの(文章・写真・ドメインなど)を活かせるほど作業が減る、という仕組みで決まります。
そのため、金額を先に調べるより、自分のサイトで「新しくするもの」と「残すもの」を分けておくと、見積もりの中身が読めるようになります。

分けておけば、見積もりを受け取ったときに「何にお金がかかっているか」が分かります。
削ってよいところと、削らない方がよいところを、自分で選べるようになります。

リニューアル費用の相場は?調査で見る金額の分かれ方

作り直しの費用は金額の幅が広く、自分の場合は次の章の要素で見ると読み取りやすくなります。
まずは、調査で金額の分かれ方を見ておきます。
リニューアルだけを集計した調査は確認した範囲では見当たらないため、新しく作った人も含む調査を参考にします。

外部に依頼してホームページを作った・リニューアルした人が答えた実際の総額は、10万〜30万円未満が17.5%、100万円以上が23.2%と、金額の帯によって大きく分かれていました(出典:株式会社ハイファクトリ「ホームページ作成費用の実態調査」2026年2月、対象:過去5年以内に外部に依頼して自社のホームページを制作・リニューアルした全国の20〜50代303名)。

※新しく作った人とリニューアルした人を合わせた集計です。
小さなお店に限った調査でもありません。

この数字から読み取れるのは、金額の幅が広いということまでです。
自分の作り直しの金額を示すものではありません。
幅を生むのは次の章の要素なので、自分のサイトに当てはめて見ていきましょう。

作り直しの費用が変わる7つの要素

作り直しは、新しく作る仕事に加えて、今のサイトから何を移し、何を新しくするかを決める仕事があります。
次の7つが、見積もりの金額を左右します。
自分のサイトに当てはまる行に印を付けながら読んでください。

変わる要素費用が変わる理由見積もりの前に確かめること
作り直す範囲(全体か、一部か)サイト全体を新しくするほど、デザインと組み立ての作業が増えます全体を作り直す前提の金額か、一部の手直しの前提か
移す・作るページの数今のページやお知らせを新しいサイトへ移すほど、移し替えの作業が増えます何ページ分か。今のページを全部移すか、選んで移すか
文章と写真を使い続けるか、新しくするか今の文章・写真を使えば作る作業が減り、撮り直しや書き直しを頼めばその分が加わります撮影や原稿づくりが金額に入っているか
今のドメイン(アドレス)を続けるか、変えるか続ければ名刺やチラシをそのまま使えます。変える場合は、古いアドレスから新しいページへつなぐ設定が加わります今のドメインを使う前提か、つなぐ設定は含まれるか
ドメインのメールアドレス今のアドレスのメールを使っていると、新しいサーバーでのアドレスの作り直しや、過去のメールの扱いを決める作業が出ますメールアドレスの作り直しと、過去のメールの移し替えが含まれるか
スマホ対応・更新できる仕組みに入れ替えるか今の作りがスマホ表示や自分での更新に対応していないと、仕組みごと入れ替える作業になりますスマホでの表示の確認と、更新のしかたの説明が含まれるか
公開した後の更新・保守を誰がするか自分で更新するか、任せるかで、作った後の費用の形(毎月払うか、その都度払うか)が変わります公開した後の更新は、金額に入っているか、別料金か

7つの要素のほかに、見落としやすいのが、制作の途中でのデザインの変更です。
一度決まったデザインを大きく変えると、作り直す作業が増えるため、費用が加わりやすくなります。
好きな雰囲気のサイトや、色・写真の見せ方の好みは、デザインを決める前に伝えておくと安心です。

印を付けた行を1枚のメモにして、見積もりを頼むときに見せましょう。
同じメモを見せれば、何が入っていて何が入っていないかを並べて見られます。

リニューアル費用を抑える6つの方法(品質を落とさずに)

費用を抑えるときは、作業を減らす方向で考えます。
スマホでの見やすさ、問い合わせの入口、使ってよいと確かめた写真のように、お客様が使うところは削らない方が、作り直した意味が残ります。

1. 直す範囲を決める(一部の手直しで足りる所は手直しで)

全体を作り直さなくても、情報の更新や一部の手直しで足りる場合は、その分費用を小さくできます。
どこまで直せばよいかの見分け方は、情報の更新・一部の手直し・作り直しの見分け方で整理しています。

2. 残すものを決める(ドメイン・文章・写真)

今のドメインや、気に入っている文章・写真を使い続ければ、名刺やチラシをそのまま使え、作る作業も減ります。

※前の制作会社が作った文章やデザイン、用意した写真が著作物にあたる場合、著作権は作った側にあるのが原則で、譲るかどうかは契約で決まります。
新しいサイトでも使うときは、使ってよい範囲を前の契約で確かめておくと安心です(出典:著作権法 第17条・第61条)。

3. 移すページを絞る

今のサイトのページを全部移さず、今も使われているページと、お客様がよく見る情報(メニュー・料金、アクセス、問い合わせなど)、名刺やチラシ、SNSから案内しているページから選びます。
古いお知らせや、やめたサービスのページは移さない、という選び方もあります。

4. 原稿と写真を自分で用意する

伝えたいことを箇条書きにして渡す、今の店の様子をスマホで撮っておく、といった準備をしておくと、頼む作業がその分減ります。
撮影や原稿づくりを頼むこともできます。
その場合は、その分の作業が加わります。

5. 払い方を選ぶ(まとめて払うか、毎月払うか)

これは費用の総額を減らす話ではなく、最初に用意するお金を抑える方法です。
作り直しの費用を最初にまとめて払う依頼のほかに、制作費を月額料金に含めて払う方法もあります。
仕組みと確認点は、制作費を月額に含めて払う、月額制のホームページ制作で紹介しています。

どちらが合うかは、手元の資金と、そのサイトを何年使う予定かで考えます。

6. 補助金を調べる

小規模事業者持続化補助金には、ホームページの費用を申請できる区分があり、作り直しの費用も対象になる場合があります。
使えるかどうかの条件と流れは、小規模事業者持続化補助金でホームページを作る場合の条件と流れで整理しています。

※申請には条件があり、契約や発注の時期によっては対象になりません。
契約の前に、上の記事と、お近くの商工会・商工会議所で確かめてください。

作り直しの依頼先を比べるときの4つのポイント

見積もりを比べるときは、金額と一緒に次の4つを聞くと、作り直した後に「思っていたのと違った」が減ります。

項目見積もりで確かめること作り直しで特に見たいところ
含まれるものデザイン、ページの組み立て、修正、公開後の更新のうち、どこまでが金額に入るか今のサイトからの移し替え、撮影・原稿、メールアドレスの作り直しが入っているか
契約期間最低何か月の契約か、途中でやめるときの支払い今のサーバー・保守の契約の更新月と、新しい契約の始まりが重ならないか
解約後の扱いやめた後、サイトのデータとドメインがどうなるか新しく作ったサイトと、今から持っているドメインで、扱いが分かれていないか
契約相手制作するところと直接の契約か、別の会社が間に入るか今の制作会社・サーバー会社との契約は誰が解約するか

※見積もりの数字だけでなく、答えの文面も残しておくと、依頼先ごとの違いを後から並べて見られます。

作り直すメリットと、気をつけたい点(費用の面から)

メリット

  • 気になる点をまとめて直せるので、見積もりと確認の回数を減らせる場合があります。
  • 公開した後の更新を、自分でするか任せるかを選び直せます。更新の費用の形も見直せます。
  • 今のサーバー・保守の契約を見直すきっかけになります。

気をつけたい点

  • 一部の手直しより、費用と時間がかかります。
  • 依頼する側にも、残すものを選び、新しいページを確認する時間が必要になります。
  • 今の契約と新しい契約の期間が重なると、その間は両方の費用がかかる場合があります。次の章のチェックリストで確かめられます。

作り直しの契約の前に確認したいこと(チェックリスト)

作り直しの契約の前に、次の項目を依頼先に聞いてみてください。
聞き方に迷う項目は、この文面のまま送っても構いません。

  • 見積もりに含まれる作業と、追加の料金がかかる作業(移し替え・撮影・原稿など)は何か
  • 最低契約期間はいつまでで、いつから数えるか
  • 途中でやめるときの支払いはどうなるか
  • 解約した後、新しく作ったサイトのデータとドメインはどうなるか
  • 今のドメインを使い続ける場合、名義は誰のままになるか
  • 今のドメインのメールアドレスは、作り直しの後も使えるか
  • 今のサーバー・保守の契約は、誰がいつ解約するか
  • 今の文章や写真を、新しいサイトでも使ってよいか
  • 契約相手は、制作するところと直接か、別の会社が間に入るか

作り直しが向いている人・まだ作り直さなくてよい人

作り直しが向いている人

  • 今の作りがスマホ表示や自分での更新に対応していない方(表の「スマホ対応・更新できる仕組みに入れ替えるか」の行に当たる方)
  • 今の店の内容や雰囲気に、今のホームページが合わなくなっている方
  • 今のホームページを自分で更新できず、更新のしかたを選び直したい方

作り直しの費用を最初にまとめて用意でき、長く使うと決めている方は、まとめて払う依頼が合う場合もあります。

まだ作り直さなくてよい人

  • 見積もりを取ってみたら、一部の手直しで気になる点が直りそうな方
  • 作り直しの前に、今のサーバー・保守の契約の更新月を待った方が、契約の重なりが少なく済む方

スリムクリエイトの場合

今のホームページがある方の作り直しも、標準プランとMEO付プランでお受けしています。
打ち合わせはオンラインでも行えます。
好きな雰囲気のサイト(イメージサイト)を伺い、契約前にデザイン案を無料でお作りします。
ご契約されなくても費用はかかりません。

写真や原稿は、原則としてお客様に用意していただきます。
撮影エリア(枚方市・寝屋川市・交野市・高槻市・八幡市)では、制作時の撮影もお受けしています。
それ以外の地域はご相談ください。
制作中の修正は3回までで、4回目以降は1時間5,500円(税込)です。
標準プランで作れるページは最大5ページで、ページの追加はご相談ください。

今のドメインのメールは、個別に確かめてご相談します。
新しいサーバーでのメールアドレスの作り直しは含みますが、過去のメールの移し替えは含みません。
今の契約の解約とドメインの設定の切り替えは、原則としてお客様に行っていただきます。
手順はご案内し、画面共有でのお手伝いもできます。

月額制の条件は、次のとおりです。

標準プラン 月額9,900円(税込)・初期費用0円(制作費は月額料金に含みます)・最低契約期間12か月

  • 最低契約期間中に解約する場合は、残りの月額をまとめてお支払いいただきます。13か月目以降は1か月ごとの自動更新で、終了したい月の前月20日までにお申し出いただければ解約できます
  • 解約後のサイトのデータとドメインは、原則としてお渡ししていません。ご希望の場合は、サイト買取(22万円・税込)でお譲りします。最低契約期間中の買取は、残りの月額もかかります
  • ご契約は、スリムクリエイトとお客様の直接の契約です

上の「ドメインをお渡ししていません」は、スリムクリエイトで新しく取得するドメインの場合の扱いです。
今のドメインを使って作り直す場合で、ドメインがお客様の名義のときは、名義のまま使い、解約した後もお客様の手元に残ります。
ドメイン代はお客様にお支払いいただきます。
前の制作会社などの名義になっている場合は、ご相談ください。
なお、新しく作ったサイトのデータは、上のとおり原則としてお渡ししていません。
解約月の末日で、新しいサイトは表示されなくなります。

どんな仕上がりになるかは、仕上がりの例でご覧いただけます。

料金と中途解約の扱いは料金ページ、解約後のサイトとドメインの扱いはよくある質問に載せています。

まとめ

  • リニューアルの費用は、作り直す範囲と、何を残すかで変わります。
  • 調査の金額は広く分かれていて、自分の金額は7つの要素で見積もりを読むとつかめます。
  • 費用を抑えるなら、範囲を決め、移すページを絞り、素材を用意します。払い方や補助金も選べます。
  • 契約の前に、4つのポイントと、今の契約・ドメイン・メールの扱いを確かめます。

まずは、7つの要素の表で、自分のサイトに当てはまる行に印を付けてみてください。
まだ作り直さないと決めた方も、今のサーバー・保守の契約の更新月だけメモしておくと、作り直しを考える時期が来たときに、契約の重なりを避けやすくなります。

参考にした資料

  • ホームページ作成費用の実態調査(PR TIMES)(株式会社ハイファクトリ、調査時期:2026年2月18日、対象:過去5年以内に外部に依頼して自社のホームページを制作・リニューアルした全国の20〜50代303名、確認日:2026-11-02)
  • 著作権法(e-Gov 法令検索、第17条・第61条、確認日:2026-11-02)

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執筆・監修:中村覚信(2級WEBデザイン技能士)

スリムクリエイト代表。ホームページ制作と集客の支援を行っています。

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