ホームページ作成を格安にするには?安くできる理由と確認したい項目

ホームページ作成を格安で頼めるなら助かるけれど、なぜ安いのか、どこに注意すればよいのかが気になる。
この記事は、そんな疑問に答える形で書いています。

安く作れるのは、作業を減らす工夫があるからです。
工夫ごとに確かめる項目が決まっているので、順に聞いていけば、自分の店に合うかどうかが見えてきます。
安く作る方法、工夫と確認項目の対応表、見積もりの見比べ方、契約の前に確かめたいことを順に紹介します。

なお、お店によっては、自分で作る方法や、今は急がずに準備だけ進める選び方が合う場合もあります。
後半で触れます。

この記事の要点

  • ホームページを安く作れるのは、ひな形を使う、作るページを絞るなど、作業を減らす工夫があるからです。
  • 工夫ごとに確かめたい項目が決まるので、対応表の行を聞いていくと、自分の店に合うかが分かります。
  • 契約の前に、含まれるもの、契約期間、解約後の扱い、契約相手を確かめておくと、安心して相談できます。

先に結論:ホームページ作成を格安にできるのは「作業を減らす工夫」があるからです

価格が抑えられているホームページには、ひな形を使う、作るページを絞る、頼む範囲を分けるなど、作業を減らす工夫があります。
工夫の中身が分かれば、その分、何を確かめればよいかも分かります。

価格だけで、仕上がりは判断できません。
理由と確認項目をセットで知っておくと、自分の店に合う形を選べて、相談のときに聞くことも決まります。

では、いくらからが格安なのでしょうか。
確認した範囲では、決まった基準は見当たりませんでした。
そのため、金額の線引きよりも、何が含まれていて、何を自分で行うのかで見ると分かりやすくなります。

ホームページを安く作る方法は3つ:ひな形・範囲を絞る・自分で作る

まず、外部に依頼した人の金額の分かれ方を見ておきます。
そのうえで、安く作る3つの方法を紹介します。

外部に依頼した人が答えた実際の総額は、10万〜30万円未満が17.5%、30万〜50万円未満が20.5%でした(出典:株式会社ハイファクトリ「ホームページ作成費用の実態調査」2026年2月、対象:過去5年以内に外部に依頼して自社のホームページを制作・リニューアルした全国の20〜50代303名)。

※新しく作った人とリニューアルした人を合わせた、自己申告の集計です。
小さなお店に限った調査ではありません。

金額はこのように広く分かれていて、何を作るか、どこまで頼むかで変わります。
調査ごとの違いは、調査ごとの費用の相場と、金額が変わる要素で整理しています。

ひな形を使って依頼する

用意されたひな形を使う制作は、価格を抑えられ、資金の少ない会社や個人事業主の選択肢になります。
一方で、オリジナルのデザインにはなりにくく、自由度は低めです(出典:中小機構 J-Net21「ホームページ制作会社はどのように選定したらよいでしょうか。」)。
店の情報を整えて、早めに形にしたいお店には、合わせやすい方法です。

作る範囲を絞って依頼する

最初は、お店を知ってもらうために必須のページ(メニューや料金、店の紹介、アクセス、問い合わせなど)から作り、必要になったら足していく考え方です。
作るページが少ないほど、作業と準備する内容が減ります。
後から足すときの料金は、先に聞いておくと見通しが立ちます。

作成サービスで自分で作る

ひな形を使って専門知識なしで作れる作成サービスもあり、更新も自分で行えます(出典:中小機構「ここからアプリ」『小規模店舗のためのホームページ自作のススメ』2019年8月)。
独自のドメインを使う場合やページ数が多い場合は、有料プランが必要になることが多いとされています(出典:中小機構「ここからアプリ」『ホームページ作成サービスを使おう〜まずは無料にチャレンジ』2025年6月)。
有料プランの利用料は月額1,000〜2,000円程度が一般的とされていますが(同じ資料)、これはサービスの利用料で、制作を依頼する費用ではありません。
作る時間と、操作を続ける手間は、自分で持つことになります。

安くできる理由と、依頼する前に確認したい項目の対応表

次の表は、先ほどの方法も含めて、確かめる項目の形に広げた表です。
左から「工夫」「安くできる理由」「その場合に確認したい項目」を並べています。
どの工夫も悪いことではなく、自分の店に合うかを確かめるための表です。

工夫安くできる理由確認したい項目
1. ひな形を使う用意された形を土台にするので、デザインを一から作る作業が減ります色や写真、ページの並びを、どこまでお店に合わせて変えられるか
2. 作るページを絞るページが少ないほど、作る作業と載せる内容の準備が減ります何ページまで金額に入るか。後で足すときの料金はいくらか
3. 原稿と写真を自分で用意する文章づくりや撮影を頼まない分、頼む作業が少なくなります誰が用意する前提の金額か。頼むときの料金はいくらか
4. 修正の回数と作業の範囲を決めておく作業の上限が先に決まるので、金額を抑えて見積もりやすくなります修正は何回まで金額に入るか。超えたときの料金はいくらか
5. 公開後の更新を最初の金額に含めない最初の金額は作る作業の分になり、自分で更新すれば外注費も抑えられます自分で更新できる作りか。更新や保守を頼む料金はいくらか

※実際の内容は依頼先によって違うため、聞いた答えはメールや書面で残しておくと、後から見返せます。

行5の更新については、コンテンツマーケティングの解説の中で、CMS(更新の仕組み)を使うと、情報の発信や更新を社内で行え、外注費を抑えられる、という説明があります(出典:中小機構 J-Net21「中小企業にとってもコンテンツマーケティングは有効なのでしょうか?」)。
依頼先を選ぶときは、初期費用だけでなく、運用や更新の費用も確かめるとよい、とも案内されています(出典:中小機構 J-Net21「ホームページ制作会社はどのように選定したらよいでしょうか。」)。

表の5つとは別に、制作費を毎月の料金に含めて、最初にまとめて払う金額を小さくする「月額制」という払い方もあります。
ただし、総額を下げる話ではなく、総額は使う年数で変わります。
選ぶときは、最低何か月の契約か、途中でやめるときの支払い、やめた後のサイトとドメインの扱いを確かめてください(仕組みは月額制の仕組みと気をつけたい点で詳しく整理しています)。

どの行も、答えがどちらでも間違いではありません。
お店のやり方に合っていれば、納得して選べます。
たとえば、写真を自分で撮れるお店なら、行3の形で話が進めやすくなります。
原稿や撮影まで任せたい場合は、行3の料金を足して比べます。
更新を任せたいなら、行5の料金まで見ておくと、作った後の費用が見えてきます。

費用を下げたいときは、「制作会社の手間をどれだけ減らせるか」という視点で考えると、整理しやすくなります。
制作の費用は、人の作業の量で変わりやすいためです。
まずは必須のページに絞り、好みのデザインや参考にしたいサイトを伝える、載せる文章を書き出しておく、掲載する写真や画像を用意するなど、自分でできることを済ませておきます。
そのうえで、進め方と、金額に含まれる範囲を相談してみてください。

3列目は、そのまま相談のときの質問に使えます。
全部をそろえなくても、気になる行から聞いてみてください。

金額が近い見積もりを見比べる4つのポイント

表で聞いた答えを見積もりに並べるときは、次の4点をそろえると、金額が近くても中身の違いが見えてきます。

  • 含まれるもの:表の答えをまとめて、それぞれの作業が金額の内か外かを並べます。
  • 契約期間:最低何か月の契約で、途中でやめるときの支払いがどうなるかを見ます。
  • 解約後の扱い:やめた後に、サイトのデータとドメインをどう扱うかを見ます。
  • 契約相手:制作会社との直接の契約か、別の会社が間に入る契約かを確かめます。支払う先と作る側が同じかどうかを見る項目です。

ドメインの名義も、依頼の前に聞いておきたい点です。
.jp のドメインなら、登録者が誰かを JPRS WHOIS で確かめられます(出典:株式会社日本レジストリサービス「JPRS WHOISで確認できること」)。
依頼の前に、誰の名義で登録するかを聞いておくと安心です。

見積もりを取る数については、候補を3社程度まで絞ってから相見積もりをとる、という案内もあります(出典:中小機構 J-Net21、ホームページ制作会社の選定についてのQ&A)。

依頼全体の流れと、先に用意しておくものは、依頼の流れと準備するもので整理しています。

価格を抑えて作るメリットと、気をつけたい点

価格を抑えた依頼には、次のような良い面と、前もって知っておきたい点があります。

メリット

  • 最初に用意するお金が少なく、資金の少ない時期にも始めやすくなります。
  • 必要なページから公開し、お客様の様子を見ながら足していけます。
  • 何を頼み、何を自分で行うかを選ぶので、何に払っているかが分かりやすくなります。

気をつけたい点

  • 最初に絞った分を後から足すと、その分の費用が加わります。
  • 原稿や写真の用意、確認など、依頼する側の時間が必要になります。
  • 作った後の費用は、最初の金額とは別に見ておきます。

契約の前に、金額の横に書き写しておきたい7つの項目

見積もりの金額の横に、次の7つの答えを書いておくと、契約書を読むときの目印になります。

  • 金額に含まれる作業と、追加の料金がかかる作業
  • 最低契約期間の長さと、いつから数えるか
  • 途中でやめるときの支払い
  • 解約後のサイトのデータとドメインの扱い
  • ドメインの名義
  • デザインや文章を、やめた後も使えるか(著作権の扱い)
  • 契約相手(制作するところと直接か、別の会社が間に入るか)

デザインや文章の著作権も、確かめておきたい点です。
著作物にあたるデザインや文章は、お金を払って作ってもらった場合でも、原則として著作権は作った側に残ります。
譲るかどうかは、契約で決めることになります(出典:著作権法 第17条・第61条)。
契約書や取り決めがないまま納品された場合について、文化庁は、裁判所の判断の傾向として、代金の支払いだけでは著作権の譲渡まで認めない例が比較的多いと紹介しています(ホームページに限らない説明です。
出典:文化庁「文化芸術活動に関する法的問題についてよくあるご質問」問5-⑥)。
やめた後も使い続けたいものがあれば、契約書での扱いを確かめておくと安心です。

※事業のために結ぶ契約には、クーリング・オフは原則として使えません(出典:中小機構 J-Net21、滋賀県消費生活センター)。
個人用・家庭用に近いなど、実態によって扱いが変わることもあるため、迷うときは消費生活センターにご相談ください。

価格を抑えた依頼が合う人・別の形が合う人

価格を抑えた依頼が合う人

  • 作りたいページが少なく、載せる内容がほぼ決まっている方
  • 原稿や写真を自分で用意できる方
  • ひな形を土台に、色や写真で店らしさを出せれば十分な方

別の形が合う人

  • 一からのデザインや、予約・決済などの機能まで作り込みたい方(依頼の範囲を広げた見積もりが合います)
  • 作る時間を取れて、操作を続けられる方(作成サービスで自分で作る方法が合います)
  • 長く使うと決めていて、まとまった費用を用意できる方(最初にまとめて払う依頼が合います)

今は急がなくてよい人

表の行3の原稿や写真を用意する時間が当面取れず、今の連絡手段で足りているお店は、依頼を急がなくても大丈夫です。

スリムクリエイトの場合

契約期間、解約後の扱い、ドメインの名義、契約相手について、スリムクリエイトの条件を示します。
ほかの点は、相談のときにお聞きください。

標準プラン 月額9,900円(税込)・初期費用0円(制作費は月額料金に含みます)・最低契約期間12か月

  • サーバー代とドメイン代(年4,000円まで)は、月額料金に含みます(標準プラン)
  • 最低契約期間は、サイトを公開した月の翌月から数えます
  • 最低契約期間中に解約する場合は、残りの月額をまとめてお支払いいただきます。13か月目以降は1か月ごとの自動更新で、終了したい月の前月20日までにお申し出いただければ解約できます
  • 解約後のサイトのデータとドメインは、原則としてお渡ししていません。ご希望の場合は、サイト買取(22万円・税込)でお譲りします。最低契約期間中の買取は、残りの月額もかかります
  • ドメインはスリムクリエイトの名義で取得します(サイト買取のときにお客様へ移します)
  • ご契約は、スリムクリエイトとお客様の直接の契約です

料金と中途解約の扱いは料金ページ、解約後のサイトとドメインの扱いはよくある質問に載せています。

まとめ

  • ホームページを安く作れるのは、ひな形を使う、作るページを絞るなど、作業を減らす工夫があるからです。
  • 安く作る方法には、ひな形を使う、範囲を絞る、自分で作る、の3つがあります。
  • 工夫ごとに確認したい項目があり、表の3列目はそのまま質問に使えます。
  • 契約の前に、含まれるもの、契約期間、解約後の扱い、契約相手を確かめておくと、安心して相談できます。

まずは、表の中で気になる行を1つ選び、3列目をそのまま質問にして、依頼を考えている先に聞いてみてください。
今は急がないと決めた方は、行3の原稿のもとになる、お店の紹介やお客様によく聞かれることを、少しずつメモしておくと、相談するときに役立ちます。

参考にした資料

デザイン案を見てから決めたい方へ

スリムクリエイトでは、月額制でホームページをお作りしています。ご契約の前にトップページのデザイン案を無料でお作りします。イメージに合わなければ、ご契約を見送っていただけます。ご契約されなくても費用はかかりません。

標準プラン 月額9,900円(税込)・初期費用0円(制作費は月額料金に含みます)・最低契約期間12か月

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執筆・監修:中村覚信(2級WEBデザイン技能士)

スリムクリエイト代表。ホームページ制作と集客の支援を行っています。

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